AWS認定試験奮闘記(ソリューションアーキテクト:アソシエイト編)

非常に人気の資格となっているようです。おそらく各社も新入社員の取得を促したり義務付けたりしているようで、Udemyのソリューションアーキテクト:アソシエイトレベルの受講者の数を見ても、資格保持者の多さをうかがい知ることができます。逆に言うと、私のような設計担当のSEとしてはアソシエイトレベルの保有は当たり前で、プロフェッショナルレベルも狙っていかなかれば、プロとして自身の差別化を図ることができないと思っています。

例によってスタートは対策本(オレンジ本と呼ぶことにします)からになります。

クラウドプラクティショナーの時にまとめたPPTに書き足していく形で、未登場の情報があればメモしていきます。クラウドプラクティショナーでの勉強の反省を活かし、試験ガイドに載っているサービスのうち対策本に載っていなかったサービスについては「【2023年】AWS全サービスまとめ」からコピペして、どういうサービスか位は把握できるようにしておきました。

一通り読み終わって、AWS公式の無料模試をやってみたところ、覚えのない情報がバンバン聞かれていて、65%しか取れませんでした。本がSAA-C02対応で、最新のSAA-C03には追いついていないということはあるかもしれませんが、設問を見る限りは本の情報では全然不十分という事に気が付きました。

クラウドプラクティショナー同様Google Playで試験対策アプリをダウンロードして解いてみたのですが、やはり正答率が芳しく無く、知識が足りていないのが明白でした。

ここで初めてUdemyを利用することを決心しました。まずは模試よりも足りない知識の補充と、既存の知識の定着を目指すべく、ビデオ講座の方を受講しました。

【SAA-C03版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座

結構長いビデオですが、1.75倍速で見たりして時短しました。模試が3つついていますが、まだ70%前後で足りていませんでした。

もう一つの方の模試6回分も受講することにしました。

【SAA-C03版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)

こちらの方は難問を集めたという事になっていまして、1巡目は60~65%しか取れませんでした。適宜知らなかった情報はPPTに追記していき、知識の補完を行いました。

まだ手応えがなかったので、無料の設問サイトを会員登録無しで利用しました。

AWS認定資格 無料WEB問題集&徹底解説
ソリューションアーキテクト – アソシエイト

Ping-tというサイトのSAA-C03をカテゴリごとに解いていき、知識の定着を行う。最後にWell-Architectedフレームワークの設問を解く。Well-Architectedフレームワークの設問が、本番レベルと同じ。

AWS公式の無料模試を再度行い、85%取れたので、Udemmyの模試6回を2周目行い、80%程度取れるようになったので受験し、819点で合格できました。

難易度はUdemyと公式無料模試が近かったように思えます。当時はまだ公式有料模試はやっていなかったので、難易度は分からずです。その他YouTubeを見てみたり、なんとか足りない知識を補完しようとしたのですが、本番レベルの設問は中々無くて手応えがない中での受験となりました。本番でも悩む問題が何問もあり、加えて長文問題が多かったのでかなり疲弊しました。勉強中は90分で解いていた模試も、本番では110分近くかかっていたかと思います。

やっておけば良かったなと思ったこと

SysOpsアドミニストレーター:アソシエイトの対策本(青本と呼ぶことにします)の説明、図解が結構わかりやすいのと、まだ受験前なので分からないのですがソリューションアーキテクト:アソシエイトと結構被っている内容も多くて、青本→オレンジ本と進めばわかりやすいかもと思いました。

上記に加えてAWS公式の有料模試もやっておけば良かったと思いました。結局今の知識が本番合格レベルに達しているのかどうかが知りたいのですが、UdemyやPing-tの感想欄の「本番と同レベルでした」を信じるしか無く、最後まで自信が持てないままでの受験となりましたので、公式有料模試で難易度の確認をしておけば良かったなと思いました。

試験対策

クラウドプラクティショナーのように、サービス名だけを選択という設問は殆どなく、こういう要件の時には何と何を組み合わせれば良いだろうか?というような長文設問、長文選択肢が多かったです。長文を読み慣れる、あるいは読み流してキーワードのみをピックアップするという練習はしておかないと、本番で時間が足りなくなるということがあるかもしれません。

C02からC03に変更された際に、対象となるサービスが63から131に変更されていますが、コアサービス以外は殆ど出題されませんでしたので、なんとなくどういうものか頭の片隅に置いておく程度で良いのかもしれません。もし出題されたとしても、1問捨てる程度で済むかもしれません。

まとめ

クラウドプラクティショナーと比べて、アソシエイトレベルは一気に難易度があがりますが、人気の資格ということもあって、勉強素材も多々揃っています。結果的にはUdemyとPing-tのWell-Architectedフレームワークの設問が本番レベルで、とても役に立ったと思います。無料Web問題集のクイズレベルの設問も、知識の定着には大変役に立ったと思います。

逆にオレンジ本だけでは合格は難しいと感じました。あちこちのサイトを活用して、知識を増やしていく必要があるかと思います。

この資格がゴールという方も多いでしょうが、SEが本職な場合はプロフェッショナルも目指していきたいところです。が、難易度が相当高いとのことですので、他のアソシエイトレベル、専門レベルなども受験しつつ、実務で経験を積んでから受験した方が良い気がします。

AWS認定試験奮闘記