AWS認定試験奮闘記(デベロッパー:アソシエイト編)

勘違い

クラウドプラクティショナーを取得した後は、ロールに応じてソリューションアーキテクト、デベロッパー、SysOpsアドミニストレーターのコースに進んでいくのだろうと思っていたので、7~8割はソリューションアーキテクトの設問と同じものが出題されるものだと思っていました。実際は、ソリューションアーキテクトの知識をベースとしつつ、ソリューションアーキテクトでは出題されなかったCodeシリーズや、BeanStalk設定ファイル内のパラメータの話など、かなり細かいことを聞かれる事になりました。

また、受験人数が一気に減るのか、日本語での勉強手段もソリューションアーキテクトよりは制限がかかる中での勉強となります。

まずはいつも通り対策本(黒本と呼ぶことにしますが、他にもAWS関連で黒い本があるようです)を読み、ソリューションアーキテクト:アソシエイトでメモしたPPTにまとめていきます。

ソリューションアーキテクト:アソシエイトと同様に、試験ガイドに掲載されていて、黒本にないサービスについては「【2023年】AWS全サービスまとめ」からコピーしておく。

黒本の模試をやってみたところ、50%位しか正解しておらず、散々に。AWS公式の無料模試も60%。

残念ながらUdemyのビデオ講座はありません。模試ならばあります。

AWS 認定デベロッパー アソシエイト模擬試験問題集(5回分325問)

数回分の模試をやってみましたが、43~55%でソリューションアーキテクト:アソシエイトよりも危機感を持ちました。一応この模試は本番よりも難しいというコメントもあり、実際その通りでした。

個人の方がまとめられた無料問題をやりました。

AWS DVA デベロッパー 無料問題

クイズレベルですが、知識の定着には役立ったかと思います。正解率は70%程度だったと思います。

本番レベルの模試をすることができていないという状態でしたので、このままではまずいと思い、ついにAWSの有料コースに申し込みました。「AWS Certified Developer – Associate Official Practice Exam (DVA-C02 – Japanese)」をやってみたところ、787点で一応合格点にはなりました。間違ったところや知らなかったところなどをPPTにまとめていきます。

「Developer Learning Plan (Japanese)」のビデオを見てみましたが、広く浅くでしたので、本番レベルの情報は少なかったように思えます。BeanStalkやCloudFormationなど苦手な分野のラボ学習をやってみたりもしました。同じく本番レベルではないものの、なんとなくでも設定の流れが触れたのは良かったかなと思います。

Black Beltのビデオも少し見てみましたが、1本が長いのと、結局本番レベルの情報が語られなかったりで、あまり受験勉強には寄与しないと感じました。

Google Playのアプリは英語版しか無かったので諦め。Udemyの模試に戻って、5回分2周目が終わる頃に受験しようと思いましたが、試験枠がほぼ埋まっていて、2日前倒しで受験することになりました。結果、Udemyの模試の2周目は3回分しかやっていませんが、難問と言われている模試で75~90%、公式模試の2周目も866点だったので何とかなるかなと思いました。

結果は811点での合格となりました。難易度は公式模試以上、Udemy以下と感じました。Udemyと同じ設問は無かったように思えますが、問われている知識はUdemyの設問解説にあるような内容は聞かれていたかと思います。また、UdemyにはIAMの書き方に関するような設問はありませんでしたが、本番では聞かれました。

2末でDVA-C01からC02に切り替わり、私の受験は切り替わって半月経った後で違いについての情報は殆どなく、やや不安でしたがC01の知識で問題なく合格はできるのかなと思いました。黒本はC01対応ですが、IAMの設定問題とかを加味すると、雰囲気も含めて黒本の模試65問は本番に近いかなと思いました。

逆に公式模試が本番より簡単に思えたので、合否判定に使うにはやや微妙と思いました。本番のほうが長文傾向が強く、選択肢が1つにつき4行なんて設問も数問ありました。黒本に載っていないAmplifyのCLIコマンドについて聞かれたり、捨てざるを得ない設問も出題されていました。

やっておけば良かったなと思ったこと

実務無しでの勉強としては上記が限界かなと思いました。よく聞くホワイトペーパーは見なかったので、見ていれば違ったのかもしれませんが分かりません。

試験対策

よくソリューションアーキテクト:アソシエイトよりも簡単というランキングを見ますが、私的にはソリューションアーキテクト:アソシエイトの知識が前提となっている試験に感じたため、ソリューションアーキテクト:アソシエイトを先に受験した方が良いと感じました。

CodeシリーズやBeanStalk、StepFunctions、API GatewayとLambda実装、SQS、各種問題が起きた場合の解決方法、認証方法などが試験ガイドの通りよく聞かれます。
・権限がない
・リソースがない
・設定で制限されている
・読み込みがボトルネックになっている
など、何が問題かを勘を働かせて、解決方法を提示するという問題がよくあるので、Udemyや公式模試でパターンを網羅しておいた方が良いと思います。

まとめ

受験者数が少なくなるにつれ勉強のためのリソースが減っていき厳しくなっていきます。そんな中で効率よく学習するには公式トレーニングに課金し、ラボ型学習と公式模試をやってみるのが良いのかなと思いました。

抵抗がなければ英語での勉強も視野に入れるのが良いかと思います。Udemyでも英語であればビデオ講座があるようです。

ソリューションアーキテクト:アソシエイト同様に長文化傾向にあるようです。簡単な設問を即回答できるようにし、長文問題にたっぷり時間を使えるように、速読にも慣れた方が良いかと思います。Udemyの模試を90分位で解いていたのですが、本番には110分ほどかかりました。

AWS認定試奮闘記