AWS認定試験奮闘記(AIプラクティショナー編)

2年前から状況が変わる

私が2年前にAWSのAssociateレベル3つを取得した時にはAI系のマシンラーニングはProfessionalレベルにのみ存在していました。時代は変わり、AIの需要が高まった結果、FundamentalレベルにAIプラクティショナー、AssociateレベルとProfessionalレベルにそれぞれMachine Learningという3段階にAI関連が配置されるようになりました。また、フリーランス系の募集サイトでもAI技術者の高額募集なども見かけるようになっています。

AIの需要の高まり、そしてGoogle Cloudの資格試験でちょうどAIの勉強を少ししたので記憶にも新しいということで、AWSのAIプラクティショナーを受けてみる事にしました。

いつもの通りまずは対策本(赤本と呼ぶことにします)を読み、学んだことをPPTにメモしていきます。AWSの基本については学習済みなので幾分か楽な部分はあります。

この本ではAIの基本やAIの関連するAWSのサービス、AIを扱う上での責任についてなど、試験で出題される基本的な知識について学ぶことができました。巻末には模擬試験1回分も付属しており、とても良い教科書だと思います。模擬試験で80点だったので、プラクティショナーというだけあって結構簡単かなと油断してしまいました。

いつものようにAWS公式の模擬試験も受けてみました。なんと65問フルで受けることができました。(Skill Builderの有料会員のみ?)こちらでは69点とギリギリ不合格。本で習っていない内容がチラホラと出てくるのはいつも通りですね。答え合わせでしっかり学習しておきます。

まだ不安があったのでUdemyも受けてみました。
【AIF-C01】AWSトップ講師によるAWS認定AIプラクティショナー模擬試験問題集(4回分260問)
が、習っていない問題がガンガン出てきて、56点、52点、61点、47点と余計に不安になる結果に。ちょっと出題がプラクティショナーレベルっぽくなかったので、復習はしたもののそこまで重要と考えていませんでした。

いったいどのあたりまでが出題範囲なのか探るために、Skill Builderの
[RETIRING] Exam Prep Standard Course: AWS Certified AI Practitioner (AIF-C01 – 日本語)
を受けてみました。ちょっと英語の発音が独特で聞き取れない部分もありましたが(日本語字幕あります)、意外とUdemyが出題していた範囲も公式が言及しているなという印象。とはいえ、赤本に出てないようなモデル評価アルゴリズムまで覚える必要は無いだろうと判断しました。

もう少し実感を持つために、赤本で用意されているハンズオンを使ってBedrockを少し触ってみました。ハンズオン自体は短くてシンプルなものでしたが、これにより拾えた点数もあったかなと思います。

さて、Udemyでの低得点もありあまり自信が無い状態だったのですが、他にできる事も無くなってしまったので、公式模擬試験をもう一度行い、今度は83点だったので試験を受けに行くことにしました。

結果は781点で合格。

感触としては7割方は正解しているだろうから合格はできるかなと思っていましたが、覚えようとしなかった細かすぎる評価アルゴリズムが聞かれてしまったり、Audit ManagerとCloud Trailってどっちがどっちだったかあいまいだったため、勘で答えた(多分合ってた)ものもあったりで、Udemyを2周しておけばもう少し拾えた問題もあったのかもしれません。公式模擬試験よりは若干だけ難しい印象を受けました。

まとめ

まだ設置されてから間もない試験という事もあり、勉強の手段が限られていたのですが、公式模擬試験が20問ではなく65問のフルだったこと、Udemyの模擬試験も存在していた事もあり、SysOpsアドミニストレーターよりは勉強しやすかったかなと思います。GWを挟んでしまったので、期間としては4週間位かかってしまいましたが、勉強していたのは3週ほどでした。

これからAIの需要も高まっていくと思いますので、AIプラクティショナーの資格を取っておくのも悪くないと思います。

AWS認定試験奮闘記